Uganda
前回のポストで紹介した、リチャード率いるゴリラ・ハイランズ・コーヒー。彼らのマネジメント力強化、そしてコーヒーの品質改善指導を行うためにウガンダに行ってきましたので、皆さんに進捗を共有します!

ウガンダに到着!

ウガンダのカンパラに到着したのはある日曜の昼過ぎ。実はウガンダに来るのは4回目。私のカンパラでのお気に入りの宿、Speke Hotelへチェックイン。一泊60ドル(7000円程度)する弊社基準では超高級ホテルですが、英気を養うため!と奮発しました。
 
Speke Hotel
超高級ホテルのSpeke Hotel (ソース:Booking.com)

翌朝。首都カンパラにある、ゴリラ・ハイランズ・コーヒーが使用する焙煎所を見学することになっており、リチャードからは前日に「9時にホテルへピックアップに行くから!」と連絡が来ていたのでホテルで待っていました。9時半になっても来ないので電話してみると、「ごめん、やっぱ11時にして!パッケージのステッカーとか印刷してこなきゃ!」と。
あー、なるほどね。そういう系か。

結局11時半に現れたリチャード青年は爽やかな笑顔で現れ、「ごめーん、お待たせ!じゃ、焙煎所行こうか!レッツゴー」と茶目っ気たっぷりに話し、何故かイライラが多少減りました。なるほど、今後はアポに遅れた時はこういう風に現れれば良いのか。

ウガンダに最高級の焙煎施設と焙煎士が!

ゴリラ・ハイランズ・コーヒーが使用する焙煎所は、CURADという、マケレレ大学が支援するビジネスインキュベーターが所有している施設にあります。そこにはなんと、世界最高峰の焙煎機であるプロバット (PROBAT)があるではないですか!聞けば、スイスの援助機関からの支援で購入したものなんだとか。恐るべし、開発援助。

 Kevin
PROBATを使った焙煎方法について説明しているケビン君

焙煎を担当するのは、CURADのケビン君。物静かですが、話しかけてみるとコーヒー愛が溢れ出まくり、焙煎のテクニックや焙煎度合いを安定させるコツなどの話が止まらなくなってしまいます。この人が焙煎するなら、間違いなく美味しいコーヒーができるんだろうな、と確信しました。

CURADに運び込まれたゴリラ・ハイランズ・コーヒーの生豆は、水分値を測った後に、ケビン先生の手によって焙煎されます。焙煎後、豆から発生するガスを飛ばすためにしばらく休ませ、品質をチェック。問題が無ければ商品によってグラインダーで豆を粉砕したり、豆のままパッケージングを行ったりします。

焙煎所では5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)が徹底されており、東ティモールで見た地元の焙煎所と比べ物にならないほどプロフェッショナルに管理されていました。先進国では一般的になっている、ソフトウェアを使った焙煎機の温度管理はまだ導入されていませんでしたが、パッケージング前に品質確認を行っていたので、焙煎度合いの安定には大きな問題は無さそうです。

このように一連の加工の流れと施設の管理方法を見ることで、焙煎仕ケビンとこの施設なら、日本のコーヒー通も満足できる高品質なコーヒーが作れるだろうと確信できた、一安心のウガンダ初日でした。

 Roaster
良く管理されている焙煎所と焙煎度合いを確認しているケビン君

翌日は早朝からコーヒー農家がいるキゲジ地域に向かうため、この日は早めに解散。「明日はちゃんと7時に行くから!」というリチャードに、「はい、はい」と返事をし、ホテルに戻るのでした。
 
下記はリチャードの焙煎所ツアーの動画です!